看護インターンの持ちものはなにを持っていけばいい?
看護職を目指す人にとっても、インターンは職場の雰囲気を知る手段として有効です。
今回は、看護インターンを受ける際に準備しておくべきものや事前に知っておくべきことを紹介します。
現場でインターンを希望している方はぜひ、参考にしてください。
看護インターンとは
看護インターンとは、多くの病院が開催しているインターンシップのことです。
看護師を目指す人はもちろん、希望する病院のインターンシップに参加し「自分に合っているかどうか」を判断する人も少なくありません。
参加できるカテゴリを「高度急性期」「急性期」「回復期」「慢性期」にわけ、このなかから選べる病院もあります。
看護インターンのために用意しておくべきもの
看護インターンに参加する際、用意しておくべきものはいくつかあります。
以下は用意するべきものとその理由をまとめたものです。ぜひ参考にしてみてください。
用意するもの | 理由 |
---|---|
学生証 | 身分を証明するために必要。 コピーではないほうがよい。 |
保険証 | インターン先やその道中で病院に通うことが起きてしまったときに必要。 コピーでもよいが、可能であれば原本の方がよい。 |
印鑑 | インターン開始前に、重要書類にサインをすることが多いため、必ず持っていくようにする。 |
実習着 | 研修着を用意してくれるところもあるが、基本的には学校で使っている実習着を使用することが多い。 必ずクリーニングに出した清潔なものを使用すること。 |
ナースシューズ | 学校で使用しているもので可。 |
メモ・筆記用具 | 実習着に入る程度の大きさのメモ帳を用意しておくと、病棟見学や手技を見学するときの邪魔にならなくて便利。 |
ナースウォッチ | 時間を確認するときや手技で使う可能性があるため持参しておくとよい。 |
これらが最低限用意しておくべきものです。
病院によっては、ほかにも用意するものがあるかもしれません。事前にインターン先に問い合わせるか、公式ホームページなどで持ちものを確認しましょう。
看護インターンの前におさらいしておきたい手技
看護インターンは、普段学校で行なっている技術練習や見学実習とは異なります。
インターンの目的は、現場の仕事を実際に見て、自分が働くイメージを膨らませることといえるでしょう。
そのためにも、学校で習った知識や看護技術はしっかりおさらいしておくべきです。まだ習っていない技術に関しては、教科書などで予習しておきましょう。
とくに、以下3つの看護技術については必ず頭に入れておくことをおすすめします。
1. ベッドメイキング
ベッドメイキングは看護助手やヘルパーだけでなく、看護師が行う場合もあります。
看護インターンのなかでも、体験させてもらえる可能性が最も高い手技といえるでしょう。「やってみる?」と聞かれた際、スムーズに行えるよう復習しておいてください。
2. 経鼻経管栄養の準備
口から食べものを摂取できない人のために栄養剤をボトルに入れ、経鼻移管につなぐのも看護技術のひとつです。
点滴と同じ用法で患者の体内に入れていくため、どれくらいのスピードで栄養剤を落としていくべきなのか、経鼻移管とボトルをつなぐときに気をつけなければいけないこと、確認しなければいけないことなどをしっかり頭に入れておきましょう。
3. 感染予防対策
コロナウィルスを含めた感染症の影響を受け、全国の病院が感染予防対策により一層の力を入れています。インターンに参加する際も例外ではありません。
職員のひとりとして現場に出る以上、感染予防対策は頭に入れておくべきです。また防護装備(マスク、フェイスマスク、手袋、ガウン)を着脱する順番も覚えておきましょう。
看護インターン参加するならひとつでも学ぶことを目標に
看護インターンは、実習ほど自身で考えて行動を起こすことはあまりないかもしれません。多くの場合、見学がメインとなるでしょう。
看護インターン本来の目的は、看護師として自分が働くときのイメージを明確にすることです。現場の空気を味わえるよい機会なので、ひとつでも学ぼうという姿勢だけを大切にしてください。
持ちものをしっかり揃えて現場で働くイメージを膨らませよう!
看護インターンは看護師としての自分をイメージしたい人にとって、最適な機会です。
最低限、学生証や保険証などの書類から、実習着などはしっかり用意しておきましょう。また、ほかに必要なものがないかインターン先に問い合わせることも大切です。
実際の現場でひとつでも多くのことを吸収できるように、実習でやったことや教科書の内容を復習して挑んでください。