こんな時こそ落ち着いて!・・・なんてできない!新人の頃に経験する急変の対応方法!
昔から定期的に流れてくる医療系のドラマ。
〇龍、ドクター〇、コード〇ルー、ナ〇トドクターなど天才的なお医者様のお話から救急医療のお話まで色々ありますが、「いやいやこんなの実際ないから!笑」とばっさり切られてしまう内容もしばしば・・・。笑
でも救急搬送はかなりの確率で皆様遭遇しているのではないでしょうか?
それだけではなく、病棟勤務でも夜中に患者さんが急変!なんでこともあります。
しかし、いざ急変対応!といってもなにから手を付けていいのか・・優先順位はどれが正しいのか・・・など考えていくと頭が真っ白になってしまったり・・・。
特に一言で急変!といっても症状、対応は様々なので臨機応変さと迅速な判断が必要となります。
そんな急変対応の流れをこちらで復習して少しでもお力になれればと思います!!
急変対応の流れ
迅速評価
まずはキラーシンプトム(急変時に見られる呼吸障害や意識混濁など命に係わる兆候)がないかを瞬時に判断し、呼びかけに反応がなく呼吸がなければ一次救命処置(心臓マッサージ、人工呼吸)それでも反応がなければ二次救命処置(薬剤投与など)を行います。
迅速評価の際にみるのは以下の内容です。
呼吸
- 胸郭の動きはあるか
- 口に耳を近づけ呼吸音が聞こえるか、また空気の出入りを感じるか
- 呼吸数
- 努力呼吸になっていないか(パルスオキシメーターを使用している場合は機械もチェックしてください)
循環
- 皮膚や顔面蒼白、肌が冷たくなっていないか
- 脈の強さ、速さは正常か
など・・・・
これらを判断することで自分がその場で処置できなくても状態を報告することで医師やベテランの看護師さんが行動しやすくなります。
報告
また報告は必要な情報だけを抜粋し、端的につたえましょう。
その際は5W1H(いつ、どこで、だれが、なにを、なぜ、どのように)またはSBARを活用します。
SBARとは
- S:Situation(状態)
- B:Background(臨床経過)
- A:Assessment(結論)
- R:Request(要請・要望)
治療の準備
また報告と同時に治療の準備をしておくことも大事です。
ルート確保やシリンジポンプの用意、処置がしやすいようにベッドの調整。
準備をすることで到着と同時に処置ができます。
シュミレーション
その次の段階に【一次評価】というものがありますが、初めての体験ともなると頭に入っていてもなかなか思うように記憶の引き出しは開いてくれません。
なのでそういった時の為に普段から自分の中でシュミレーションを行っておきましょう!
どのような症状の時はどういった処置が必要なのか
どのような状態の時はどの薬をつかうのか。
それだけではなく急変時に必ずといっていいほど使用する機器や物品、薬がどこに置いているのかを把握するだけでも対応までの時間短縮ができます。
いかがでしたでしょうか?
新人の頃や、急変にあまり遭遇しない方は慣れている方に比べると優先順位や処置方法などが頭に思い浮かばずその後ろでうろたえてしまったり、その勢いに押されてパニックになり固まってしまうかもしれませんが、直接処置をできなくても必要な薬品を用意したり素早く要点を伝えるだけでも周りが迅速かつ円滑に処置ができます。
直接的な処置ができなくても周りのサポートをできるようにシュミレーションをするのも大事かもしれませんね!
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