集中ケア認定看護師
大阪府済生会 中津病院
関西 /
大阪府 /
大阪市北区芝田2-10-39
半崎 隼人
- 役職
- 認定看護師
- 卒業校
- 大阪済生会中津看護専門学校
Q1.資格を取った経緯
私は当院に入職してからずっと、東7階病棟の集中治療室と救急病棟があるところで勤務しています。
当時の看護師長から認定資格を取ってみないかと言われ、男はスキルを持っていた方がいい、ダメ元でもいいから受けてみなさいと仰って頂いたこともあり、集中ケアの認定資格を目指すことにしました。
資格試験はもちろん簡単ではありませんでしたが、日々の研修では、これまで臨床でやっていたことを振り返るような内容も多く、看護について改めて考えさせられる良い機会でした。
また、経験のない科、例えば心臓血管外科といった外科系を私は見たことがなかったのですが、病院・病棟が積極的にサポートして下さるので、当院のICUで2週間ほど見学させてもらうなど、研修期間中はたくさんの方々に支えて頂きましたね。
Q2.病院のバックアップ体制について教えて下さい
東京の学校に行っていたのですが、期間中は全て出張扱いとして下さったので、給料は全額支給、ボーナスもカットされることなく全額支給して頂きました。
有給扱いにもならず、授業料も全て病院が負担して下さるので実質的な負担はなかったですね。
他施設の方は、授業料は実費負担、給料は基本給のみの支給でボーナスは一部カットされるという所もありましたので、当院の待遇の良さは一番でしたね。
現在、当院には22名の認定看護師が在籍していますが、待遇は今も変わりませんので、一定の基準を満たした者であれば誰でも支援してくれますよ。
Q3.資格取得後の活動内容について
資格取得後は、RST(呼吸器サポートチーム)というチームを作りました。
人工呼吸器の患者さんに対して、医師、看護師、理学療法士、臨床工学技士がチームとなってラウンドを行い、週1回、人工呼吸器からの離脱に向けてどうしていくのか、設定や安全管理ができているのかを話し合うといった活動を行っています。
また、勉強会を開催するなど、後輩育成にも携わっています。
Q4.新人教育について、どのように携わっているのか教えて下さい
私自身、主任としては新人1年目~3年目までの研修に関する企画に携わっています。
認定看護師としては、講師として1年目ナースに実際に体験して学べる研修を行っています。
例えば「人工呼吸器で、このような問題が起きたときはどうすれば良いか」という問題を出したとします。
そして、受講者を2グループに分け、1グループには答えを教えてあげて、もう1グループには答えを考えてもらうという状況にします。
このとき、答えを知らないグループは、「答えを見つけるための研修」となりますが、
答えを知っているグループは、答えを知らない人たちが考えて話し合っている内容や過程を聞いて「何が分かっていないのかを見つけるための研修」にしています。
この研修では単なる座学ではなく、実習を通してグループ内で自分の意見や考えを気軽に発信し、全員が話し合って感想を述べあうなど、直感的に理解できるようになっています。
また、実際の器具を使用して臨床にありがちな間違いを題材にしているため、実際の業務の時のミスが少なくなりました。
Q5.今後の取り組みについて
現在、当院には集中ケア認定看護師は3名が在籍しており、私が認定資格を取ってから4~5年である程度確立されてきたと思っています。
今後は、同じ資格を目指している後輩を支援し、後輩のやりたいことをサポートするなど育成する立場で後輩と関わっていきたいと思います。
さらには、どうやって勉強すればいいのか、どのような考えを持つのかといった指導はもちろんですが、「集中ケア認定看護師」は幅が広く、私は呼吸器系、当院に在籍するメンバーでは外科系や栄養に特化していて、同じ資格の中でも分野が異なるので、ゆくゆくは同じ資格を持つ仲間同士で協力しあい、スタッフのスキルアップ、ひいては、病院の質向上を目指していきたいと思っています。
Q6.認定資格を目指している方へメッセージをお願いします
今後、新しく認定看護師の資格もどんどん増えてくると思いますが、看護師として働いていると、他職種と関わる機会が年々多くなってくると思います。
そうした時に専門資格を持っていると話せる内容、伝える内容が1つ上のランクとなるので、医師やリハビリ、臨床工学技士、他職種達とより深い話しをすることができるようになります。
また、認定研修は6か月間ありますが、研修先で同じ資格を目指す仲間たちは、今後一生の財産となります。
学会で会うと、近況報告や情報交換をするなど、認定看護師として働く上でも長い付き合いになるので、認定資格を取得するメリットは本当にたくさんあるので、諦めずに頑張ってください。
私は当院に入職してからずっと、東7階病棟の集中治療室と救急病棟があるところで勤務しています。
当時の看護師長から認定資格を取ってみないかと言われ、男はスキルを持っていた方がいい、ダメ元でもいいから受けてみなさいと仰って頂いたこともあり、集中ケアの認定資格を目指すことにしました。
資格試験はもちろん簡単ではありませんでしたが、日々の研修では、これまで臨床でやっていたことを振り返るような内容も多く、看護について改めて考えさせられる良い機会でした。
また、経験のない科、例えば心臓血管外科といった外科系を私は見たことがなかったのですが、病院・病棟が積極的にサポートして下さるので、当院のICUで2週間ほど見学させてもらうなど、研修期間中はたくさんの方々に支えて頂きましたね。
Q2.病院のバックアップ体制について教えて下さい
東京の学校に行っていたのですが、期間中は全て出張扱いとして下さったので、給料は全額支給、ボーナスもカットされることなく全額支給して頂きました。
有給扱いにもならず、授業料も全て病院が負担して下さるので実質的な負担はなかったですね。
他施設の方は、授業料は実費負担、給料は基本給のみの支給でボーナスは一部カットされるという所もありましたので、当院の待遇の良さは一番でしたね。
現在、当院には22名の認定看護師が在籍していますが、待遇は今も変わりませんので、一定の基準を満たした者であれば誰でも支援してくれますよ。
Q3.資格取得後の活動内容について
資格取得後は、RST(呼吸器サポートチーム)というチームを作りました。
人工呼吸器の患者さんに対して、医師、看護師、理学療法士、臨床工学技士がチームとなってラウンドを行い、週1回、人工呼吸器からの離脱に向けてどうしていくのか、設定や安全管理ができているのかを話し合うといった活動を行っています。
また、勉強会を開催するなど、後輩育成にも携わっています。
Q4.新人教育について、どのように携わっているのか教えて下さい
私自身、主任としては新人1年目~3年目までの研修に関する企画に携わっています。
認定看護師としては、講師として1年目ナースに実際に体験して学べる研修を行っています。
例えば「人工呼吸器で、このような問題が起きたときはどうすれば良いか」という問題を出したとします。
そして、受講者を2グループに分け、1グループには答えを教えてあげて、もう1グループには答えを考えてもらうという状況にします。
このとき、答えを知らないグループは、「答えを見つけるための研修」となりますが、
答えを知っているグループは、答えを知らない人たちが考えて話し合っている内容や過程を聞いて「何が分かっていないのかを見つけるための研修」にしています。
この研修では単なる座学ではなく、実習を通してグループ内で自分の意見や考えを気軽に発信し、全員が話し合って感想を述べあうなど、直感的に理解できるようになっています。
また、実際の器具を使用して臨床にありがちな間違いを題材にしているため、実際の業務の時のミスが少なくなりました。
Q5.今後の取り組みについて
現在、当院には集中ケア認定看護師は3名が在籍しており、私が認定資格を取ってから4~5年である程度確立されてきたと思っています。
今後は、同じ資格を目指している後輩を支援し、後輩のやりたいことをサポートするなど育成する立場で後輩と関わっていきたいと思います。
さらには、どうやって勉強すればいいのか、どのような考えを持つのかといった指導はもちろんですが、「集中ケア認定看護師」は幅が広く、私は呼吸器系、当院に在籍するメンバーでは外科系や栄養に特化していて、同じ資格の中でも分野が異なるので、ゆくゆくは同じ資格を持つ仲間同士で協力しあい、スタッフのスキルアップ、ひいては、病院の質向上を目指していきたいと思っています。
Q6.認定資格を目指している方へメッセージをお願いします
今後、新しく認定看護師の資格もどんどん増えてくると思いますが、看護師として働いていると、他職種と関わる機会が年々多くなってくると思います。
そうした時に専門資格を持っていると話せる内容、伝える内容が1つ上のランクとなるので、医師やリハビリ、臨床工学技士、他職種達とより深い話しをすることができるようになります。
また、認定研修は6か月間ありますが、研修先で同じ資格を目指す仲間たちは、今後一生の財産となります。
学会で会うと、近況報告や情報交換をするなど、認定看護師として働く上でも長い付き合いになるので、認定資格を取得するメリットは本当にたくさんあるので、諦めずに頑張ってください。
病院概要
所在地 | 〒530-0012 大阪府 大阪市北区芝田2-10-39 |
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TEL | 06-6372-0333 |
FAX | 06-6372-0640 |
病床数 |
一般病棟:628床 回復期リハビリテーション病棟:42床 地域包括病棟:78床 |
診療科目 | 呼吸器内科消化器内科循環器内科腎臓内科膠原病内科糖尿病内分泌内科血液内科神経内科老年内科外科整形外科形成外科脳神経外科耳鼻咽喉科・頭頸部外科呼吸器外科消化器外科乳腺外科心臓血管外科歯科口腔外科救急科小児科泌尿器科放射線診断科放射線治療科病理診断科精神神経科麻酔科皮膚科眼科産婦人科リハビリテーション科 |
看護配置基準 | 7対1 |
救急指定 | 2次救急 |
URL | http://www.nakatsu.saiseikai.or.jp/ |
JR大阪駅・阪急梅田駅・御堂筋線中津駅より徒歩8分