■川崎市立多摩病院　勤務■

【看護師になったきっかけは？】
高校生の時、修学旅行で体調不良になった友人がいました。同行してくれた看護師さんが、献身的に接している姿を見て、「すごいな、自分もこんな時に動けるようになりたいな」と思い、看護師についてどんな職業なんだろうと興味を抱くようになりました。どんな職業なのか調べているうちに、看護師として患者さんのためになりたいと思い、看護師を目指しました。

【マリアンナへの志望動機と入職を決めた理由はなんですか？】
過去に川崎市立多摩病院に入院したことがあり、その時に病棟の看護師さんに優しく接してもらうことが多くありました。「雰囲気の良い病棟だな。こんな環境の良い病棟で働くことができたら、看護師としての成長にもつながる。」と思い、入職を決めました。

【病院選びのポイントや一番大切にしていたことを教えてください。】
ひとくちに「病院」といっても、その種類はさまざまです。多くの医療機関では、役割と機能を打ち出しています。自分がやりたいのは、急性期なのか、慢性期なのか、どんなケアを提供したいのかを明確にすることが大切です。また教育体制を確認し、看護師として成長できるような職場を選ぶことが大切だと思います。

【就職して挫折や苦労したことはありますか？　また、立ち直った、奮起したきっかけがあれば教えてください。】
就職し初めの頃は、新しい環境の中で緊張してしまい、毎日出勤するだけでも大変でした。また、学習が間に合わなかったり、技術面での未熟さを感じてふがいなく思ったり、指導してくれる先輩に申し訳ない気持ちでした。しかし今は、日々の業務の中で、できることが少しずつ増え、先輩に褒められることもあります。。また、一緒に入職した同期と楽しいことや辛いことを共有し、お互いを支え合って日々の業務を頑張っています。

【仕事のどんなところにやりがいを感じますか？】
ICUに入院していた患者さんが、一般病棟へ転棟する時や退院する時に、僕の名前を憶えていてくれて、「ありがとう。」と言ってくれた時に、患者さんとの距離が縮まったと感じてとても嬉しかったです。また、患者さんのご家族から御礼の言葉をいただいた時は、「頑張っていてよかったな。」と感じます。

【仕事をするにあたって心がけていること、ナースとして「こうなりたい！」というビジョンを教えてください。】
ICUという環境の中で、患者さんはとても不安を感じていると思います。その不安な気持ちに少しでも寄り添える看護師になれるように、日々の業務に取り組んでいます。また今は、先輩ナースに相談しながら看護ケアを提供していますが、知識・技術を習得し、後輩を指導できる先輩ナースになりたいと思っています。

【働いてみて気付いた病院の良いところ、ギャップを教えてください。】
当院では看護技術の習得に対して、ナーシングスキル（日本語版）を導入しています。病院内はもちろん自宅でもインターネットを通じて、最新の看護技術や専門領域などを学ぶことができます。また、入職時に一人１冊キャリアファイルを配布し、集合教育やOJTにより段階を踏まえて技術の習得、向上を図ることができるようになっています。さらに、新人看護職員の実施指導者を「メンター」、新人看護師を「メンティ」とし、メンターがメンティの悩みを聞いてくれてフォローしてくれます。新人が成長できる環境が整備されています。

【病院でどのような教育・研修を受けましたか？】
病院の研修では、基本的な清潔ケアや採血や注射といった学生では行わなかった看護技術の講義と実技演習を行っています。現場でいきなり患者さんに実践することはとても不安です。研修することで、手順や注意するポイントを踏まえて臨むことができるので、とても心強い研修です。

【学生や求職者のみなさまへ】
先輩ナースからたくさんアドバイスをもらえとても勉強になる毎日です。厳しいこともありますが、優しい先輩や同僚がいて、とてもアットホームな病院なので一緒に働きましょう。