関西 / 大阪府 / 松原市天美東7-13-26 松原徳洲会病院 (徳洲会)
TMAT(災害医療救援活動)に行ってきました!
松原徳洲会病院 (徳洲会) 関西 / 大阪府 / 松原市天美東7-13-26 H.N
役職
経験3年目以上
卒業校
泉佐野泉南医師会看護専門学校

――先日TMAT(災害医療救援活動)に派遣されたそうですがいかがでしたか?
2013年11月、フィリピンを襲った台風30号の被害が大きかったセブ島へ、医療支援のニーズの確認と支援の為に先遣隊として行きました。東日本大震災の支援には参加した事がありましたが、海外派遣は初めての経験でした。他の先生や看護師は経験豊富な方ばかりだったので足を引っ張らないか不安でしたが、先遣隊の動きや現地の方との交渉、先輩方の判断などとても勉強になりました!
現地では様々な国から隊員が集まったレスキューネットという海外のチームと共に、英語でコミュニケーションを取りながら協力し活動しました。私も日頃、海外派遣の為にと思い英会話にも通っているのですが、実際話すとなるとなかなか難しかったですね(苦笑)。

――被災地ではどの様な医療行為をされましたか?
 患者さんは下肢の外傷か感染症がほとんどでした。フィリピンの方は我慢強い方が多いので、ひどい外傷でも3~4日経って受診に来たり、局所麻酔だけの処置も痛いという人はほとんどいませんでした。骨折など手術が必要な患者さんは術後の事も考え、事前に調べておいた街の大きな病院に回しました。

――TMAT(災害医療救援活動)に興味を持ったきっかけは?
看護師2年目の頃に一緒に働いていた高力先生という方の影響です。当時は男性看護師も少なく、職場に男性の仲間があまりいませんでした。そんな時、高力先生が相談にのってくれたり、一緒に飲みに行ったりしてくれました。そのたびに高力先生が災害医療について熱く語るのを聞いていたら、自然と自分も災害医療をしたいと思うようになっていました。
今は、当院の新人男性ナースの上國料君の様に、TMATに興味があって入職してきた子もいますし、影響を与えられる存在になりたいですね。
 
――派遣はどの様にして決まったのですか?
 TMATが人を選出するんです。今回の派遣の時も病院から「ちょっと待って」と言われたら行けなかったかもしれないですが、師長も部長も院長もみんな後押ししてくれ、すぐに行く事が出来ました。実は今回の派遣の連絡がきた時、ちょうど松原徳洲会のゴルフ大会で師長と一緒にラウンドを回っていたんです。その場で師長に「行ってもいいですか?」と聞くと「いいよ、行っておいで!」とすぐに返答してくれました。忙しい病院なので派遣するのは大変だと思うのですが、院長も「早く行ってこい」と送り出してくれました。病院全体で夢を応援してくれるいい病院です。

――未来の後輩にメッセージをお願いします。
 夢を応援してくれる病院ですし、院内でのイベントも多く人間関係のいい病院です。やりがいを持って働かせてくれる病院なので、ぜひ一緒に働きましょう!