関東 / 東京都 / 武蔵野市境南町1-26-1 武蔵野赤十字病院 (日本赤十字社)
患者さんの心のサポート
武蔵野赤十字病院 (日本赤十字社) 関東 / 東京都 / 武蔵野市境南町1-26-1 Y.U
役職
専門看護師
卒業校
-

■どんな活動をされているのですか。
精神看護専門看護師には2種類ありまして、精神科単科の病院でスタッフに教育するためにいる看護師と、私のように“リエゾン”とつく、一般の総合病院の病棟スタッフをサポートする看護師がいます。精神の病を持った一般の方に対して講演を行ったり、スタッフが患者さんやご家族への対応で困った時の相談やスタッフ自身のメンタルヘルスケアを行っています。当院では1年目の時に3回、紙面上でストレスチェックを行います。2回目のストレスチェックのあと、大体入職して5~6ヶ月の頃に、必ず、精神看護専門看護師や臨床心理士が総面談できるようなシステムをとっています。何もなくても、自分の悩みを相談できる場が用意されているというのは心強いかなと思います。

■資格取得のきっかけを教えてください。
患者さんはまず命優先の治療が行われ、心のケアやご家族のフォローがどうしてもあとになってしまう。そんな心のサポートを専門的にやる人がいてもいいんじゃないかなと思うようになったころに精神看護専門看護師のことを知ったので、大学院で勉強し卒業後に武蔵野赤十字病院に入職しました。

■これまでに印象に残っているエピソードを教えてください。
私としては普通の接し方をしていた患者さんですが、しゃっくりが出たので昔ながら言われている方法?迷信?をすると止まったんですね。先生が何をしてもダメだったのに私が伝えた方法でやると止まったということで、それから私のことをドクターと呼び始めた患者さんがいたんです。また、外来の時に必ず病棟まで会いにきてくれるという患者さんもいました。入退院を繰り返している方で「宇佐美さんがいて嬉しい」といってくれていました。元気になってくれる姿をみせてくれるのはすごく嬉しいことですし、それがあるから看護師を続けたいなと思えます。

■今後の目標を教えてください。
どの疾患であっても患者さんの心のサポートをする専門外来があって、そこに誰でも来れるという環境ができればいいなと思っています。