関西 / 京都府 / 京都市東山区本町15-749 京都第一赤十字病院 (日本赤十字社)
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2020年1月21日、5階フロア全体で防災訓練がありました!緊迫感のある現場からお届けします!
京都第一赤十字病院 (日本赤十字社) 関西 / 京都府 / 京都市東山区本町15-749 5階フロアの3部署合同の防災訓練
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火災発生!消火活動開始!

2020年1月21日、5階フロア全体で防災訓練がありました。
看護師はもちろん、防災センターや警備員、京都市消防局も合同で行われた大規模なもの。
スタンバイを整え「訓練まで、5.4.3.2.1スタート!」と緊張感の中、防災訓練が始まりました。

今回の訓練は5階病棟の汚物処理室から火災が発生した」という想定です。
火元を確認した看護師が「火事です!!」と大きな声で叫び病棟内に異常を知らせます。
看護師が消化器に初期消火を行いますが消火できず…駆け付けた防災センターのスタッフが散水栓放出を行います。
長いホースを伸ばし・・・火元へ放出。
一連の流れを消防士さんがしっかりと確認、チェックしていきます。

患者さん誘導し、避難を

病棟内に異常が確認された場合、患者さんの安全確保が第一優先。
自力で歩ける方、介助が必要な方…一人ひとり異なる症状のある患者さんを
スムーズに避難させなければなりません。
この日は、病院のお隣にある看護学校の学生さんが患者役として活躍してくれました。
杖をついている患者さん、車いすの患者さん、ストレッチャーの患者さん…と次々に安全エリアに集まります。
「歩ける方は私に付いてきてください!」「ここで待機してください!」
ここで大切なのは患者さんが不安にならないための声かけ。
パニックになるのを防がなければなりません。

避難後は、正確な確認作業

それぞれの病室から避難した患者さんやスタッフが安全なエリアに集合すると、
火元の確認、患者さん・スタッフがすべて無事かを確認します。
火災発生から避難までの時間も消防局で決められており、時間との勝負!
スタッフからはほんの少し、安どの表情が見られました。

訓練のあとは別室にて消防局より講評がありました。
「比較的落ち着いて、スムーズな行動ができていた」とのことですが、
「消化器の場所や使い方を普段から知っておくことが大切」と
アドバイスも。
防災担当ナースたちは真剣に聞き入っていました。

防災看護委員会 看護師の言葉

堺 茉奈さん (災害看護委員会リーダー会委員所属)
今回の訓練のために、月に1回、災害看護委員会のメンバーで打ち合わせやリハーサルを行い念入りに準備してきました。
準備している時は「かなり先の話」と思ってきたけれどいざ始まるとアッとゆう間で…。当院は定期的に防災訓練を行っており、それぞれのリーダーが指示を出しながら動いていきます。
訓練の段階で、「順を追ってやっていこう」と決めていても、イレギュラーは発生します。タイミングのずれなどを修正するため、その都度の対応が求められるなと感じました。

入院前の患者さんには必ず、避難地図を確認していただきながら防災の
オリエンテーションは行うのですが、本当に火災が起きたら果たして対応できるのか…「ここで待機してください」といった指示が患者さんに正確に伝わるのか…といった不安があります。
病棟での取り組みとしては、病棟異動で来られたスタッフへの周知の徹底や、
避難についてラミネイトしたものを病棟の見えるところに掲示するなど全員が防災に取り組めるよう
進めていきたいと考えています。