関西 /
大阪府 /
大阪市東住吉区山坂5-11-21
大阪発達総合療育センター/南大阪小児リハビリテーション病院 (社会福祉法人 愛徳福祉会)
【「尊厳」を大切にするために】
大阪発達総合療育センター/南大阪小児リハビリテーション病院 (社会福祉法人 愛徳福祉会)
関西 /
大阪府 /
大阪市東住吉区山坂5-11-21
小崎 聖子
- 役職
- 経験3年目以上
「小児」へは、昔読んだ本をきっかけに関心を持つようになりました。
児童虐待の本だったのですが、どうにかそんな子供たちを手助けできないかなと感じて。
看護学校に入る前から、「小児がしたい!」と目指していましたね(笑)
大阪発達総合療育センターへはずっと関心がありましたが、経験を積んでから入職したいと思い、A病院で数年間勤務していました。
A病院は治療がメインになり、短期間での関りなのですが、当センターはより生活に近く、入所されている方とは長期間にわたり時間を共有することができます。
A病院に入院していた子どもが、ショートステイでここに来られることもあり、実際に会ってみると、病院で入院している時の表情と全然違うんですよね。リラックスしているし、楽しそうで!
お母さんたちも、病院では辛い場面も多く、険しい表情の方が、
お家や当センターでお子さんが元気に過ごされているのを見て、ご家族自身もリラックスされているようでした。
ずっとお家で接していらっしゃるのは親御さんなので、ご家族の想いを大切に思う心は、根底に持つようにしています。
ここへ来てからは看護の視点や幅が広がりました。
入職した最初の頃は、自分でお話しできる方が少なく、コミュニケーションの取り方に難しさを感じていました。
ですが、長い時間をかけて付き合っていくと、ちょっとした変化も分かるようになってきて、信頼関係が築けてきました。
そうなってくると楽しくなってきますね。
やはり、入所者さんの楽しそうな顔が一番です!
言葉でお話しができない分、その感情はストレートに、全身で現れてきます。
看護師がいいケアをした時には、リラックスしてくれ、触れることで緊張が和らいだりします。
そういうことを積み重ねていくことが大切だと感じますね。
「この人の生活をよくするために、少しでも私が手助けできている」という思いがやりがいに繋がっています。
そのシグナルを見逃さないように、普段からアンテナは張り、
見るだけ、声を聴くだけではなくて、触れてみたり…と五感を使うことを心掛けています。
子どもの成長が看られて楽しい現場なのですが、
一方で、人生の長い時間を過ごす生活の場でもあるため、亡くなる方もいらっしゃいます。
ここは、最期まで過ごしてもらう場でもあるんですよね。
でも患者さん自身は「自分がどうしたい」っていうのが、伝えられない。
そこをどう汲み取っていくのか、代弁していくのか部分では、看護師同士でも意見が違ってきます。そこはどうしても死生観が違うので。
そんな時は、カンファレンスを何度も何度も開き、最期まで関わります。
日ごろからその患者さんに関わっているので、「みんなで過ごすのが好きやったよね」といった過ごし方や生活面の共通の意識はあるのですが、
医療的な処置(吸引等)はどこまでこの方にとって苦しいのか、望んでいるのか、という部分で意見が分かれました。
本当に何回も何回も話し合いを重ねる中で思ったことは、「自分が考えていることを、口にしないといけない」ということでした。後でもやもやするのはあまりよくないので。
大変だったけれど、とても意義のあることだなと思います。
その方の「尊厳を大切にする」、ということですね。
重症心身障害の看護に興味のある方は、ぜひ一度見学に来ていただければと思います!
やる気のある、優しい人と一緒に働きたいですね。
相手の立場に立てるということは、当センターではとても大切なことだと思います。
児童虐待の本だったのですが、どうにかそんな子供たちを手助けできないかなと感じて。
看護学校に入る前から、「小児がしたい!」と目指していましたね(笑)
大阪発達総合療育センターへはずっと関心がありましたが、経験を積んでから入職したいと思い、A病院で数年間勤務していました。
A病院は治療がメインになり、短期間での関りなのですが、当センターはより生活に近く、入所されている方とは長期間にわたり時間を共有することができます。
A病院に入院していた子どもが、ショートステイでここに来られることもあり、実際に会ってみると、病院で入院している時の表情と全然違うんですよね。リラックスしているし、楽しそうで!
お母さんたちも、病院では辛い場面も多く、険しい表情の方が、
お家や当センターでお子さんが元気に過ごされているのを見て、ご家族自身もリラックスされているようでした。
ずっとお家で接していらっしゃるのは親御さんなので、ご家族の想いを大切に思う心は、根底に持つようにしています。
ここへ来てからは看護の視点や幅が広がりました。
入職した最初の頃は、自分でお話しできる方が少なく、コミュニケーションの取り方に難しさを感じていました。
ですが、長い時間をかけて付き合っていくと、ちょっとした変化も分かるようになってきて、信頼関係が築けてきました。
そうなってくると楽しくなってきますね。
やはり、入所者さんの楽しそうな顔が一番です!
言葉でお話しができない分、その感情はストレートに、全身で現れてきます。
看護師がいいケアをした時には、リラックスしてくれ、触れることで緊張が和らいだりします。
そういうことを積み重ねていくことが大切だと感じますね。
「この人の生活をよくするために、少しでも私が手助けできている」という思いがやりがいに繋がっています。
そのシグナルを見逃さないように、普段からアンテナは張り、
見るだけ、声を聴くだけではなくて、触れてみたり…と五感を使うことを心掛けています。
子どもの成長が看られて楽しい現場なのですが、
一方で、人生の長い時間を過ごす生活の場でもあるため、亡くなる方もいらっしゃいます。
ここは、最期まで過ごしてもらう場でもあるんですよね。
でも患者さん自身は「自分がどうしたい」っていうのが、伝えられない。
そこをどう汲み取っていくのか、代弁していくのか部分では、看護師同士でも意見が違ってきます。そこはどうしても死生観が違うので。
そんな時は、カンファレンスを何度も何度も開き、最期まで関わります。
日ごろからその患者さんに関わっているので、「みんなで過ごすのが好きやったよね」といった過ごし方や生活面の共通の意識はあるのですが、
医療的な処置(吸引等)はどこまでこの方にとって苦しいのか、望んでいるのか、という部分で意見が分かれました。
本当に何回も何回も話し合いを重ねる中で思ったことは、「自分が考えていることを、口にしないといけない」ということでした。後でもやもやするのはあまりよくないので。
大変だったけれど、とても意義のあることだなと思います。
その方の「尊厳を大切にする」、ということですね。
重症心身障害の看護に興味のある方は、ぜひ一度見学に来ていただければと思います!
やる気のある、優しい人と一緒に働きたいですね。
相手の立場に立てるということは、当センターではとても大切なことだと思います。