岡山赤十字病院の理念は、

「信頼され親しまれる病院に」

「手をつなぐ温もり　～地域とともに～」

を基本に、「愛と心がかよう医療を皆さまに提供します」というものです。

理念とは、志（こころざし）です。
私たちは、何のために、何をしようとしているのか、ということです。

誰しもはっきりとした志があれば、夢や目標に向けて確実に歩んでゆけますし、またその過程に生じるさまざまな困難にも、障害にも立ち向かえるものです。
病院であっても、その志をしっかりと意識しておくことで、病院の使命と責任は、おのずから明らかになるはずです。

私たちは、地域の人たちの健康保持のために、また病み傷ついた人のために貢献する　「信頼され親しまれる病院」を目指します。
診療を受ける人とその御家族はもちろん、地域の病院や診療所の先生方にも、また当病院すべての職員にも、「信頼、親しみ、優しさ、暖かさ、明るさ、安心、育てる心、見守る心」　を感じていただける病院が目標です。
それは、地域の皆様にとっても当職員にとっても、例えば母親のような存在として、その中心的役割を担う「母なる病院」、すなわち「マザー・ホスピタル」　と言ってもいいでしょう。

当院は、がん、脳卒中、心臓病、糖尿病などをはじめ多くの疾患に対しての急性期医療はもとより、救命救急センターにおける救急医療、災害時救護、へき地医療支援などの診療を展開しています。
さらに、地域内での医療機能の分化と共同を図るため、地域連携パスの普及やＩＴ化に努め、それぞれの病院やかかりつけ医の先生方との情報共有を進めてまいります。

私たちは、私たちの持つ最新の医療資源を十分に活かし、赤十字ならではの地域の「マザー・ホスピタル」として、これからも皆様の医療の充実と健康増進に貢献し、加えて優秀な人材の育成にも努力したいと考えています。