入職した当時は人にも病院の環境にも慣れていなくて来るだけで緊張していました。現在半年ほど経って病院や病棟の雰囲気やスタッフにも慣れ、先輩の方々と話すだけで緊張していたのはなくなりましたね（笑）

もともと守口生野記念病院が実習先の病院で、5階病棟でお世話になっていました。そのときのスタッフや病棟の雰囲気がとても良く、家から近いこともあったのでこの病院で働きたいと自然に思うようになりました。
また実習をしていくうちに、慢性期で働いているときよりも急性期にいるときの方が自分の中でしっくりして。
専門学校の先生に循環器病棟で経験を積むことは今後の看護師生活にもよいのではないかと助言頂いたことも大きな決め手です。

もともと人の命にかかわる仕事がしたいなと思い看護師を目指しました。
警察官なども一瞬考えていましたが、東北の大地震があったとき、ドキュメンタリーを見たんです。
自分も被災者なのに病院に入院している患者さんをケアしている看護師さんが映し出されていて「すごい仕事だな」と感じました。
また、母と姉が歯科衛生士なのですが、2人とも本当は看護師になりたかったようで、後押しをされたのもありますね。今では2人とも「いいね！」と言ってくれます！

学生のときは1人の患者さんを受け持たせてもらい、その方を深く観察し勉強していましたが、実際に働いてみると1人の患者さんに費やす時間も少なくなり、何人も同時に診なくてはいけないので患者さんのスケジュールを把握するのが最初はすごく難しかったです。
特に優先順位の立て方…その日の状況を見てアセスメントすることも大変ですね。

私はその日の患者さんを診るのが精いっぱいなのですが、先輩たちは優先順位を瞬時に立て、患者さんの退院後の生活まで日々考えながらリーダーさんに相談されています。
私はまだそこまで考えられず、その日のことで必死なので先を見据えた看護をできるようになっていきたいです！先生から急に検査やオーダーが出ても焦らず優先順位を立て直して瞬時に動けるようになりたいですね。

毎日大変な中ですが嬉しいことや看護師になって良かったと思える瞬間もあります。受け持った患者さんに「あなたなら嬉しい」や「あなたになら何でも言ってしまう」と言われたときは入院中の心細い生活の中で役に立てたのかなと嬉しく、頑張ろうと思えます。

また、患者さんと関わる中で、患者さんへの態度や礼節を大切にしようといつも心がけています。1年目の私でも出来る事だと思いますし、患者さんに接するにあたり言葉遣いは大切にしたいなと。
例えばもし私の家族が入院したとしたら、知識のある優しい看護師さんに受け持ってほしいと思います。ですが今の私には知識が不足しているのでせめて礼節を大切にしたくて。
認知症の患者さんは不安もあって不穏になってしまうこともあり、辛い時もありますがそれを表情に出さないように優しくありたいです。患者さんの家族に安心していただきたい気持ちも大きいです。

まだ先のことまで考えられませんが、急性期病棟で救急の経験を積み将来的には今、在宅医療に関心があるんです！

入職前感じていた雰囲気の良さは変わりません。
皆さん、本当に優しいんです！私が忘れてしまう部分や診られていないことがあれば気付かせてくださり、そのおかげで「今日も頑張ろう！」と思えます。
「病院にきたくないな…」と思ったことは一度もありませんよ！