私の祖父は癌で亡くなったのですが、入院するか、家に帰るか、となった時「自分の家へ帰る」という選択をしました。小学生の頃だったのですが、とても記憶に残っています。
「自分の家で最期を過ごしたい」という方は多いと思うんですよね。
それ以来、心の中にあったのか現在も在宅医療に関心があります。
ご本人やご家族も含めた看護に携われるようになりたいです。

いざ、看護師になってみると学生の頃とは違い、大きな責任を感じています。
学生の時は、「本当に役に立っているのかな？」と思いながらも、睡眠時間を削って必死に課題や記録をしていました。
先輩たちに「大事なことだよ」と言われてもその重要さがあまり分からなかったんですよね…。
でも看護師として働くようになり、患者さん個人の背景が理解できていないと、患者さんのことを診られないな、と思うようになって。全体像を把握することは本当に大切で、たくさん勉強していたのはそのためだったんだ、と今になって分かります。

今年（2020年）、学生さんは新型コロナウイルスの影響で、実習や学校がなくなって大変だと思うのですが、将来絶対に忘れられないことだと思うんです。私たちも看護師一年目でのこの経験は、確実に何年後に役に立つ、必ず役立てる、と思って働いています。
感染対策は基礎の基礎なので、病院で働く医療従事者として、徹底していきたいですね。

私は佐藤病院に来て良かった、看護師になって良かったなと日々思っています。
一時期は人の命に関わる仕事に就いている、ということの重さにしんどくなった時期もあったのですが、私がいることで、誰かが救われることもあるんじゃないかと、自分自身を励ましました。
今では本当に看護師になって良かったなと思っています。
毎日楽しいです！

佐藤病院のスタッフは温かく、病棟の雰囲気もとても良いです。
忙しい中ですが、オンとオフのメリハリのある先輩が多く、真剣に患者さんと向き合っています。
私もそんな風になりたいと、とても思います！
真剣に患者さんに向き合い、悩んで、改善策をカンファレンスで提示できる看護師に。
そういった風通しの部分も佐藤病院の魅力のひとつですね。

学生時の勉強や国試、実習は働く上で自分の財産になっていると思います。
私は頑張ったらその分、見てくれている人はいる。
失敗したことも、辛かったことも、悔しかったことも、嬉しかったことも全部何かに役立てて、成長していきたいです。